前回予告にて本当は一次関数を予定していたのだが、その前に根本的な関数の話しをする必要があると思われるので、変更を。
ただ、関数の話しはかなり奥が深いので色々と考えたのだが、思いきって根本的な話は一切抜きにします。
今回扱う内容はごくごく中学生の教科書レベルで話しを展開したいと思う。
これを読まれている大人の方はちょっと物足りないかもしれないけど、ご了承を。
今日は写真一切抜きの完全な講義スタイルで。
【問題】(この問題で色々展開するのでメモっておくとやりやすいかも)
長さ100cmのひもを一人あたり2cmづつ配る。
X人に配った残りのひもの長さをYcmとする。
【問題@】
X=1のときのYの値は?
【問題@解】
1人に配るのだから2cmだけ減る
よって 100−2 で 98cm
【問題A】
X=10のときのYの値は?
【問題A解】
10人に配るのだから2cm×10→20cm減る
よって 100−20 で 80cm
【問題B】
Xが一つ決まるとYはいくつ決まる?
【問題B解】
問題@、Aで解いた通り、Xの値が与えられるとYの値は一つ決まっている。
よって正解は1コ
【問題C】
「Xが一つ決まると、Yが一つ決まる」こういう式のことを何と呼ぶ?
【問題C解】
これがいわゆる関数という奴である。
関数は一つの値が決まると、もう一方の値が確定する関係式のことを呼ぶのだ
当然ながら、Xの値が1コ決まっているのにYの値が2コも3コも決まってしまっていてはダメだ。
だから、関数の定義を丸暗記でなくその意味を理解して欲しい
関数とは一つの値が決まると、もう一つの値が決まる関係式の事である。
中学生の教科書にはX、Yという言葉を使って
Xが一つ決まると、Yも一つになる これを関数という
に近い表現で記述されている。
それでは
【問題D】
X,Yのように色々な値をとりうる数のことを何と呼ぶ?
【問題D解】
答えは変数。
様々な値になるかもしれない → だから文字で誤魔化しているのだ
と解釈して欲しい。
これは、別にX、Yでなくてもいいのだ。
AだろうがBだろうがZだろうがKだろうが(^。^)だろうが何だって構わない。
その文字が色々な値をとるんだぞ!! っていう仮定のもとで式がなりたつのであればそれは変数なのだ。
X、Yが全て変数だとは思わないで欲しい。
【問題E】
このひもは何人から何人まで使えるか?
【問題E解】
ひもは全く使わなくてもいい。だから最小値は0人
そして一人に2cmづつ配るのだからMaxで100÷2 = 50人が使える
よって、答えは0人から50人
【問題F】
【問題E】のように変数の取りうる範囲の事を何と呼ぶか。
また、これを不等号で表せ
【問題F解】
変数の取りうる範囲の事を「変域」と呼ぶ。
そしてこの変域は一般的に不等号で表され、今回の場合だと 人数の変数Xは最小で0、最大で50なのだから
「0≦X≦50」となる。
=の付け忘れにご注意を。
【問題G】
Yの変域を不等号を使って表せ。
【問題G解】
Yはひもの長さを表す変数だ。
ひもは使わなくても良い。最小値は0cm
全部で100cmなのだから最大値は当然100cm
よって答えは「0≦Y≦100」となる。
【問題H】
YをXの式で表せ。
【問題H解】
答えはY=100−2X (Y=−2X+100でもOK)
これで問題は終了。
今回、小問に入る前に【問題H】の式を組み立てた方は多いのではなかろうか。
それは別に間違いではない。
この問題の計算問題に関しては、この式を作ってから値を代入するほうが至って自然な解答方法だし、僕も実際はそうやってやる。
ただ、あえてなぜこれを最後にもって来たかというとだ
問題を理解した上で式を組み立てたか??
ということを確認したかったからだ。
関数の問題はパターン化されることが多い。
機械的に式を作り、値を入れると答えが導かれるケースは多々ある。
いちいちやさしい問題までこのように考えろとは言わないが、原点は忘れちゃいけない
関数、変数、変域、式の組み立て
その意味を十分に理解した上でこの章を終えて欲しいと願っている。
今日の講義はこれでおしまい!!
えっとね
最後に
この講義に対する要望があったら、メールや掲示板を使って遠慮なく言ってくださいね!!
やっぱり、今見てくれている人達に一番役に立つ内容を扱いたいと思うんで。
できる、できないはあるにしても順番を決める材料があるとこっちも助かります。
ちなみに次回こそは一次関数を扱います。
|